食養生の基本的な考え方(概略)
食養生の基本原則
1身土不二・・・自分の近くで取れた物をたべる。その土地のものはその人を補う(養う)力を持っている
2一物全体・・・食べ物の全部を食べる。(例、大根なら葉、根、皮全部)それぞれの部位に異なる栄養がある。すべてを食べれば一種類でも様々な栄養を取ることができる。
3旬のものをとる・・・旬のものは最も栄養価が高く、なおかつ季節てきなことで発生する体の不調を解決するような働きを含んでいる
臓器別養生法の基本原則・・・その主な働きを知り、その働きに問題が起きにくくするための食べ物をとる
※ここでいう臓器とは東洋医学的臓器で現代医学的臓器とは一致しません
| 臓器 | 主な働き | トラブルの起こしやすさ | 食養生 |
| 肝 | 血液を貯蔵する臓器、情緒、ストレス、自律神経と深く関わっている臓器、解毒(代謝)が盛んな臓器、目の働き | 血液の不足による足の攣り、情緒不安定、ストレスからの自律神経の失調、代謝亢進による炎症や過機能亢進 目の疲れ、目疾患 |
肝臓に問題があるとき必要になる味・・・酸っぱい物 血を増やすような食べ物をとる。 気のめぐりをよくする(自律神経を調節食べ物をとるする) ・・・香りの良いもの 代謝機能や炎症を正常化するような食べ物をとる ・・・苦いもの |
| 心 | 心臓の機能と精神活動(大脳の働き)司っている臓器 | 血液の不足による脳機能の低下、過剰な心配事などによる考えすぎ(脳機能の亢進)、動悸、不安など | 心臓の問題があるとき食べたくなる味・・・苦味 血を増やす食べ物をとる |
| 脾 | 胃腸の消化機能全般の働きを表す |
胃・・・ストレス・暴飲暴食で炎症、もたれ 腸・・・(男性はストレス・冷えで下利、女性はストレス・冷えで便秘する) |
胃腸に問題があるとき食べたくなる味・・・甘み 腸の問題・・・暖かいもの、暖めるもの 胃・・・炎症を取るもの(苦味)、胃の動きを良くするもの(香りの良いもの) |
| 肺 | 皮膚、鼻から肺胞までの呼吸器系のすべてを含めた概念 | 喉の痛み、咳、汗をかきやすい(皮膚呼吸に関わる) アレルギー性鼻炎、花粉症 |
肺に問題があるときに食べたくなる味・・・辛味 空咳・・・肺を潤すもの 喉の痛み・・・えんしょうを取るもの |
| 腎 | ホルモン調節、泌尿器系、免疫、先天的な問題と関わる臓器、耳の働き 足腰の働き |
老化(腰痛、耳鳴り・難聴など) 腎臓疾患、ホルモンの問題 |
腎に問題があるとき食べたくなる味・・・塩味 木の実(生命力そのもの) 味のしつこいもの(高栄養) |
季節の食養生の基本
| 季節 | トラブル | 食養生 |
| 春 | 肝臓が活発に働く季節、そのためトラブルが多い | 季節の野菜(葉もの)+肝臓を強化する食べ物 |
| 梅雨 | ジメジメした湿気と暑さにより胃腸のトラブルが多くなる | 食あたり、水あたりに効果のあるもの(梅干) 胃腸を強化するもの、味の淡白なもの |
| 夏 | 暑さで血液が粘ったり、頭がボーっとしたりする脳・心臓などの疾患がおきやすい | 季節の野菜(ウリ科ナス科)+心臓を強化するもの |
| 秋 | 乾燥の季節。喉が乾燥したり、空咳などの呼吸器疾患が起きやすい | 季節の果物(梨・柿)+土の中で育つもの+肺を強化する食べ物 |
| 冬 | 寒さによって腎・膀胱機能が低下し、むくみや膀胱炎などの泌尿器疾患、冷えによる免疫力低下で感染症にかかりやすくなる | 季節の野菜(土の中で育つもの)+腎臓を強化する食べ物 |